ホットワックスやメンテナンスに必要な道具のまとめ
スキー・スノーボードに必要なホットワックスやメンテナンスに必要な道具をまとめてみました。
専用アイロン デジタル方式・バイメタル方式
デジタル式
デジタルで温度管理が出来る優れもの。最近はお値段も安いし今からアイロンを購入するなら候補にあげていて間違いなしです
バイメタル方式
昔ながらバイメタル接触方式でアナログに温度管理を行うアイロンです。以前はデジタル方式と比べ価格差で優位でしたが最近はそれほどでもないのかな?私はこのモデルです
ホットワックスの疑問?剥がさない重ね塗り効果 回数と順番を大公開
アイロンの注意点はあまり薄いシンクを選ばないこと
デジタル方式は別にして(デジタル制御なのですぐに熱反応を加減するから)バイメタル方式は薄いシンク(アルミ部)は蓄熱容量が少ないのでオススメは致しませんが懐具合で・・・
入門用と考えれば使うことにはまったく問題はありません。
ホットワックスのアイロンに傷がつく どうしましょう? ペーパーで磨きましょ!
ビンディングストッパー
ホットワックスやベース・サイドエッジを調整するのに邪魔になるビンディングブレーキをあげます。強力なゴムバンドになります。
ブレーキを上げれればヒモでもどんなものでも実はOKです。お財布と相談しましょう!でもこれがないと作業は難航します。
ホットワックスの時ビンディングの滑り止めブレーキを100均アイテムで固定
アクリルスクレーパー
この商品はホットワック後にソールからワックスを削り落とす為のアイテムになります。使っているとスグに(板1本で角が取れて丸くなる)使い物にならなくなるので、スクレーパーシャプナーも必要になります。
スクレーパーシャプナー
上記のアイテムを使うと直に角が丸くなるので、都度こちらのシャプナーで角を立てる必要がありますが、自作をしても簡単に作れます。
スキー・スノーボード|自作スクレーパーシャプナーを激安で簡単に作る
ブラシ
ブラシとはソールを磨きあげるために必要な道具になりますが、現在私はロトブラシを使用しております。ロトブラシとは電動ドリルを使いブラッシングをする道具達のことです。
とても便利で早く仕上げることが出来て最高です。
ガリウムロトブラシや電動ブラシでソールを簡単綺麗に!腰痛回避にも効果的!
ボアブラシ
硬めのブラシでスクレイプが終わったあと最初に使うブラシになります。
ナイロンブラシ
ボアブラシを使用したあとに中仕上げとして使用します。ボアよりは柔らかくなります。
馬毛ブラシ
より一層毛並みが柔らかくコシがあり、仕上げ用のブラシになります。
全てがワンパックされたロトブラシセット
腰痛対策にもですが、本当にブラッシング行為は疲れるのです。電動でブラシ作業が出来るので最高です。
こちらは電動ドリルもセットになった商品
ブラシクリーナー
ブラッシング作業をしていくと、ブラシの中にワックスカスがどんどんと溜まります。それを根こそぎ綺麗にしてくれる商品がこちら
通常のブラシ以外にロトブラシにも使えます。私もこの商品でブラシはクリーニングしてますが、かなり綺麗になります。
ブロンズブラシ
このブラシは特に汚れが酷い場合に使用します。もしくはシーズンアウトする前にソールの徹底的なお掃除などに使うことも出来ます。
さらに軽いベースバーンを発生させたソール面のケバをとる事ができるので、1台は必ず手に入れて欲しいと思います。
ホームセンターなどのアイテムで代用できるか?と当時私も考えましたが専用品が一番良いと思います。
ワックスなどは
ペースト状の簡易ワックスもありますが、ここはホットワックスですから固形のみ紹介させて頂きます。
ホットワックスの浸透方法 硬いワックスでベースバーンを防ぐアイロン方法
ガリウム
ピンク・バイオレト・ブルー・グリーンと4色展開をしています。グリーンの固さはかなりのモノですが圧倒的なソール保護性能を私は有していると考えています。
SWIX
世界のSWIX レースで培われたワックスは私のようなレジャースキーヤーには勿体ないかな?
TOKO
こちらも世界の老舗 高いよな~私には勿体無いよ
あとホルメンコールやドミネーターなどありますが私には勿体ない。お安いガリウムで十二分です。レースや競技をされている方は拘りがあると思いますが・・・レジャーだとね・・・
作業台 ワクシングテーブル
私はプレヒートボックスの上をワクシングや作業台として使用していますのでテーブル自体は購入しておりませんが、スクレイピングやブラッシングには必要でしたので購入しております。
スキーだとサイドエッジを調整できるのが少ない
ワクシング並びにブラッシングテーブルとして1台あると便利です。さらにどの商品もこの一台でサイドエッジもメンテできるような構造にはなっております。
ただしスノボで使う場合だけという限定にはなるのですが・・・スノボにはサイドエッジを調整しやすように板を挟むダイヤルがあります。
しかしスキーだとうまく挟めてもスノボより板の幅が細いので、上部のスタンド部が邪魔でサイドエッジの調整しにくいのです。その為、私は自作でバイスを作りました。
チューナップに挑戦したくても、作業する状況がそうさせない時もありますから。と云うことで割り切って激安モデルを購入するのも手です。
その余ったお金で違うメンテアイテムを買う方が将来的にみてお徳かもしれませんしね。
ワクシングテーブル
もしご家庭で置く場所があるのでしたらこのような商品を使って、下でご紹介するバイスを使うことで本格的な作業スペースが生まれます。
スキー・スノーボードでメンテは自分でしたい!と思われるなら、このようなテーブルの方が断然便利ですよ。
スキー・スノーボード バイス
こちらの製品を使い机にバイスを挟んで、スキー・スノーボードを固定することが出来ます。固定できるのでベースエッジ・サイドエッジ・ワクシング・スクレイプなど楽に作業はできます。
しかし場所の確保が本当に難しいですよ。特に都市部では。ヤル気があっても場所がない。切実な悩みです。あと製品によって挟める幅に違いがありますので十分に確認して購入してくださいね。
ボーダーカッター
サイドエッジを削る・研ぐ為に必要になります。スキー・スノーボードのサイドのボーダーが邪魔をしてうまくエッジが削れない時、ボーダーカッターを使い板の横の樹脂を少しだけ削ります
コンベックスソールとコンケーブの違い フラットな滑走面のメリットは?
サイドエッジファイルガイド
サイドエッジファイルガイドはサイドのエッジ角度を調整できる代物です。一般的には88℃か89℃の商品を1つ買えばレジャースキーヤーには十分だと思います。
どちらか1つ!と言われるなら88℃を購入しておきましょう!汎用性が高いです
サイドエッジファイルガイドを自作 サイドは自分で研ごう錆びは危険だ
サイドエッジシャープナー
サイドエッジシャープナーという製品もあります。角度が一台で色々選べるタイプもあります。下記のアイテムは90℃~85℃まで調整できるようです。
しかし、中に入っているファイル(ヤスリ)がスグに使いものにならなくなりますが、便利といえば便利です
ファイルだけ別売りであるのでしょうか?あれば便利だと思いますし入門用にはとても便利だと思います。でも入門で85℃ってワールドカップ選手なみの角度ですね
エッジのサビ落としは
エッジのサビ落しには各社色々な商品がありますが、ベース・サイドともに自分で調整できる人であれば下記のような商品は必要ありません。
またメンテナンス初心者には商品そのものが大きすぎてサビを取りたいのに、サビを取るにあたり意図しない場所のエッジにあたり角度が甘くなってしまうのと、柔らかいので違う場所にもあたるし角度を保つことが難しいと思います。
それよりも
を小さく1cm~5cmに四角くして(自分の持ち易い状態にして)サビの部分をゆっくり行ったり来たりする方が断然安全だとおもいます。
オイルストーン・ダイヤモンドファイルでエッジメンテナンス ドレッサも
スキーバンド
サビの話題が出ましたので。意外にスキーバンドのサビを気にする人は少ないです。スキーバンドを見ると、エッジから出たサビ成分が付着しています。
そのまま気にせずにバンドを使い続けるとスキー板のエッジにはサビがなかったのに、バンドを介してサビが移り進行してしまいます。
定期的な新品購入が必要なアイテムだと思います。
複数台板を運ぶお父さんのために
ゲレンデでは子供の板をお父さんが担いでいる光景を良く見ます。自分の板と子供の板です。近ければ良いのですが駐車場から遠くなると・・・
そんな時は、こんな商品で担ぐのではなくショルダー的に持ち運べるようにするのも便利かもしれません。
ベースエッジファイルガイド
こちらはベースエッジを規定角度に削る・研ぐために必要なアイテムです。私は持っていませんが、手の感覚で研ぐことはできますが、手の感覚では削ることは出来ません。
ですからチューンナップから帰ってきた板のベースエッジを研ぐしかできません。もしベースエッジを削りたい!と思われる人は購入しても良いけどあまり出番はないと思います。
私のように手の感覚で研ぐのは嫌だな~と思う人はベースエッジファイルガイドを購入してダイヤモンドファイルを装着すれば、確実安全に研ぐことが出来ます。
手では出来ない素晴らしいエッジに仕上げることが可能です。
ファイル(ヤスリ)とダイヤモンドファイル
ファイルとはヤスリのことでサイドエッジやベースエッジを削るときに必要になります。
ダイヤモンドフィル
削ったままのエッジでは目に見えないガタがあるので、細かい番手で磨き上げる、研ぐということに真価を発揮します。サイドファイルガイドにクリップで装着し滑走面に当てながらサイドエッジを研いでいきます。
ですから滑走面がフラットでないと、規定角度で研ぐことも難しくなります。これがチューンナップに出す醍醐味かもしれません。
クランプ
この商品はサイドエッジファイルガイドとファイルやダイヤモンドファイルを挟んで使う商品になります。間違っても100均のアイテムは使わないほうが良いですよ。
バネが弱すぎて使いものになりませんので。
ワクシングペーパー
ワクシングペーパーは専用品を使う必要はないと思います。メーカー品を使って気分に浸れるというプライスレスな感動はあるのですが、私には必要ございません。
安いキッチンペーパーで十分に事足ります。
リムーバー
リムーバーは1年の汚れを綺麗に取ってくれるアイテムですが、ワックスも完全に取り除きますので使用にはそれなりの覚悟が必要です(必ずホットワックスをその後にしてください)
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フッ素クリーナー
フッ素配合のワックスを使い続けるとワックスがソールに入り難いことはご存知でしょうか?春先には効果が高い(水を弾く)のですが、弊害がないわけではありません。
そのフッ素すら綺麗にしてくれる商品がこちらです
まとめ
以上がスキー・スノーボードのホットワックスやメンテナンスに必要なアイテムをご紹介いたしました。
ホットワックス・メンテナンス記事を読んで頂ければ都度出てくるアイテムですし、使い方も記事内では詳しく説明しておりますのでここでは割愛させて頂きます。
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