エッジメンテナンス 砥石は2種類
サイドエッジ、ベースエッジなどを削るものが「エッジファイル」でした。しかしこのままではエッジの表面は「多少、ガタガタ」だったりします。
その1 オイルストーンとは何か?
またまたスキースノーボード界には難しい言い方が存在します。自作記事でサイドエッジファイルガイドを説明しましたが、このような意味になります。
サイド | エッジ | ファイル | ガイド |
横の | エッジを | ヤスリで規定の | 角度に研ぐもの |
次にオイルストーンとはこの画像です
オイル | ストーン |
油成分がある | 砥石(といし) |
になります。う~~ん。なぜにここまで英語表記にするのだろうか?スキースノーボード界…
その2 ダイヤモンドストーン
オイルストーンは砥石ですがダイヤモンドストーンとはダイヤモンドの粒を金属などに吹き付けた製品になります。
非常に軽い力で、エッジをシャープにする事ができます。粒度がありまして紙やすりの番手のように考えて頂いて大丈夫です。400番~1000番あたりが一番使いやすいと思います。
最初なら400番~位でよいかもしれませんね。
エッジ 目で見えないガタガタを滑らかにする
ファイルでエッジを削りましたが、ヤスリでエッジを削りましたので細かいレベルで言えばエッジはガタガタになっております。
これも正直いいますと、上手く作業が出来るとヤスリだけでそこまでガタガタにはならないのですが、もっと鋭利に研ぎたい人はオイルストーンやダイヤモンドストーンでしっかりとエッジを整え磨いであげる事をオススメします。
エッジが綺麗だとターンが上手くなる
そりゃそうですよね。ガタガタのエッジより滑らかなエッジの方がターンも決まります。私はそこまで気にした事はないのですが、サイドエッジはダイヤモンドファイルでかるーく研ぐ程度です。
一番ダメなメンテは何もせずに「サビ」がエッジに出ているスキースノーボードですね。その状態は本当に上達の妨げになりますよ。
鋭利なエッジ メリット デメリット
鋭利なエッジのメリットはターン導入が美しく決まります。しっかりと雪面を捉えますので気持ちが良いです。またエッジを研いだんだぞ!という気持ちから自分が安心できますね。
反面デメリットは「手が切れます」「エッジが弱くなる」です。
エッジが弱くなる
弱くなる?とはどのような事なのでしょうか?皆様もご存知の通り、良く研いだ包丁などは切れ味バツグンになりますよね。
しかし、硬い物を切りますとあっという間に刃がかけます。あれと同じ現象が起こります。スキースノーボードなど板同士のエッジが当たればそれこそ一瞬で欠けます。
リフトで当てられる
こればかりは仕方がない一面もありますが、頑張って頑張ってピンピンにエッジを磨いでもリフト乗り場や同乗者からガンガンと悪気なく当てられる事もあります。
あの場面が嫌なのである程度の研ぎで済ますのが精神衛生上よろしいかと…磨ぐのは絶対にした方が良いと思いますが、毎回メンテをしている人であれば軽く作業してあげるだけで十二分です。
サイド・ベースエッジをファイルで削る 注意点
しかしエッジをファイルで削るという行為も何度も何度も行わない方がよいですよ。まぁ皆様に限ってはご存知で、大丈夫だと思いますが一応物理的な限界があります。
丁寧に丁寧にエッジを毎回毎回ファイルで削るとあっという間にエッジ自体がなくなります。エッジが無くなる時が板の寿命かもしれません。
2mm程度しかエッジの厚みはないので、ある程度ガタガタにエッジがなればファイルで削り、毎回のメンテナンスはダイヤモンドファイルかオイルストーンで行うのが板を長持ちさせる秘訣です。
エッジのガタや欠けを見るには
親指のツメなどをエッジに沿わして撫でていけば、ガタや欠けは直ぐにわかります。大丈夫です。どんな鈍感な人も初めてのメンテをする人も絶対にわかります。
ガタがあれば「引っ掛かり」ますので。自信を持ってくださいね。これで目に見えない小さなガタであればダイヤやオイルストーンで磨きましょう。
小さなガタや欠けは良いが 大きいカケなどは
目に見える小さな小さなガタや欠けでもダイヤやオイルストーンで消せない時があります。その時はファイルで一皮削ってあげましょう。(これもケースバイケースです)
しかし、本当に目に見える大きなガタガタはこれまた難しい作業になります。正直触らないほうが無難ですが、また機会があれば後日記事で。

たまにはドレッサも使ってね
皆様、砥石の事はよく知っておられますが砥石を研ぐ砥石があるのをご存知ですか?
不思議ですね。砥石を研ぐ砥石がドレッサといいます。ドレッシングとかドレッサーとか色々言い方がありますが、特にダイヤモンドファイルには必需品です。
ダイヤモンド粒のゴミ取り
ダイヤモンド粒は細かい粒粒が一杯に付けられております。その小さなスキマにエッジを研いだ時の金属カスやワックスカスが入り込みます。
ドレッシングで製品が長持ち
実はこのドレッシングにより細かいゴミを取り除き本来持っているダイヤモンドストーン(砥石)の性能を維持し引き出すので定期的に砥石を研いであげてください。
オイルストーン ダイヤモンド砥石で
サイドエッジ・ベースエッジに使うダイヤモンドファイルとはまったく違うダイヤモンドファイルでオイルストーンも時々、平坦にしてあげて下さい。
エッジ作業をしていると簡単に砥石が凹んできます。それを平坦に均すのです。ホームセンターで販売している安いダイヤモンドファイルで大丈夫です。

研ぎ方と注意点
普通に前後にして研ぐのですが必ず、1時間位は全体が水に漬かる状態で放置しておきましょう。(ダイヤモンドストーン・オイルストーン・ドレッサ全てを水の中に)
ついつい研ぎ方ばかりが目に行きますが、実は水をしっかりと含ませて研ぐと言う事が「研ぎ」には絶対に重要です。
しっかりと平坦な場所で、均一の力でダイヤモンソストーン、オイルストーンを磨いてあげましょう。
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