スキー・スノボー メーカー推奨のホットワックス施工でソールが白くなる理由

ホットワックス

今回もスキー・スノーボードの疑問のホットワックス。メーカーHPにいけば、その地域での推奨のワックスが、ある程度公表されています。

 

そして一般のフリースタイルの(自由に滑る)人が、滑る地域のメーカー推奨通りのワックスを施工したけど、ソールが白くなる(ベースバーン発生)のはなぜなのか?メーカー様のワックスチャート表も見ながらご説明していきます。

 

ホットワックスの浸透方法 硬いワックスでベースバーンを防ぐアイロン方法
スキーやスノボのホットワックスのやり方紹介。特にガリウムピンクだけでソールを仕上げてもベースバーンが出来る。硬いWAXでソールを仕上げないとソール保護という観点ではバイオレットでも力不足だ。ただ硬いワックスは溶け難いしアイロンで板を焼く危険性もあるので少しでもお役に立てればと思います。

ソールが白く毛羽立つのはワックスでの保護が出来ていないから

ベースバーン(特にエッジ周り)が発生するのは、ワックスでソールの保護が出来ていないから、他なりません。

 

しかし、施工者はメーカー推奨の温度帯のワックスを購入し頑張ってホットワックスをしたのです。なぜこのような事態になってしまうのか?

 

理由はとても簡単なのですが、メーカー推奨のワックス温度帯は大抵は「レース」の為に推奨されている温度帯なのです。

レースで1番滑るワックスをメーカーは推奨している

私のホットワックスはソールの保護を1番に考えています。しかしレーサーは少しでも滑るソールでなければいけません。

 

一般的なレジャーユースのホットワックスの考え方は

  • 手抜きをしてもベースバーン対策ができて、どの地域でもオールマイティに滑れればOK
  • 一方レーサーは1本のタイムに全開で滑れるワックスでないとダメな訳です。

 

レーサーは本番の1本が全開で滑れれば、それが1番良いわけです。しかし、レーサーほどソールの保護を一番に考えて、さらに滑走性を高めるための技術は、私などが考える以上に繊細だと思います。

それに1本滑れればOKというけど、レーサーは毎日毎日ホットワックスとスクレイプでソールを育てているハズです。

 

と、このようにまったく目的が違う訳です。もう一度言いますが

  • 私はソールの保護を目的にして硬いワックスを入れる、そして手抜きがしたい
  • レーサーはその時に1番滑るワックスをトップに持ってくるために、ソールを日々育てる

1番滑るワックスはその日の雪で抵抗にならない

考えてみると当然なのですが1番滑るワックスとは、その日の雪の状況で抵抗になり難いものでなければ滑走性はあがりません。

 

一方、滑ってもベースバーンが起きないソールとは、雪との摩擦に打ち勝っている訳ですから、滑るという点においては抵抗になっています。

 

この点が説明されないまま、メーカー推奨の温度帯のホットワックスを施工してみたものの、レジャーユースで酷使されるソールにはベースバーンが発生してしまいます。

 

滑走性という点に於いてははレースを前提にされている訳ですから、もちろん問題ないのですが持続性・耐久性という点にはレジャーユースでは疑問が発生してしまいます。

メーカー別でみてみる推奨ワックス温度帯

それぞれの地域別推奨ワックスをみてみます

ガリウム様 地域推奨ワックス

https://www.galliumwax.co.jp/shop/

このページに行けば、上記のようなページになるはずです。ここでは「関西・中国」を選んでみます。ほぼガリウム バイオレットだけで問題がないと出ています。

 

確かにバイオレットが1番滑走性は上がると思いますが、バイオレットでホットワックスをしてみても、ベースバーンが発生してしまった人も多分大勢いると思います。

SWIX様 推奨ワックス

SWIX様はちょっと違って、当日のレース予報などで推奨ワックスを出しているので、ガリウム様のように地域などでみることは出来ませんが一度みてみてください

https://www.facebook.com/Swix-AP-Racing-604351722919830/

 

ホルメンコール様 推奨ワックス

ホルメンコール様も大会用推奨ワックスがあって、過去の実績を見る事ができます。メアドを登録しなければ見れませんが、こんな感じでみることが出来ます。

http://www.holmenkol.org/

 

レジャーユースで使うワックスの地域推奨チャートはTOKOが1番良いかも

レジャーユースでベースバーンを発生させない為には、兎に角ソールを硬く仕上げることが大切ですが、ワックスメーカーでも有名なTOKO様をみてみましょう。

https://tokowax.swix.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/TOKO2019-2020.pdf

電子カタログを見ると、その中にワックスチャート表ものっています。

ここで各社とは違う温度帯のワックスが推奨されていることがおわかりでしょうか?

近畿・中国地方を見てみると、「びわ湖バレイ・大山/芸北/瑞穂」や他地域でも「多くの地域でレッド」がベースワックスに推奨されています。

 

ガリウムでは「関西・中国」地方は「バイオレット」が推奨されていました。バイオレットは「雪温度-4度 / 外気温3度」をカバーします。

 

TOKOでは「びわ湖バレイ・大山/芸北/瑞穂」とゲレンデ名で出てますが地域は同じとしても、「レッド」が推奨されており「雪温-4度~-12度 / 気温-2度~-11度」をカバーします

TOKO様の地域推奨ワックスをみれば、ガリムウよりも一段階硬いワックスを推奨されています。上記の「雪温-4度~-12度 / 気温-2度~-11度」をカバーといえば、ガリウムならブルーに相当します。

各メーカーの考え方の違いなどが出ているだけで間違いではないです

ここでお分かりのように、各メーカーが推奨ワックスとして提示しているものは

  • レーサーよりだったり
  • レース専用のチャート表だったり
  • レジャーユース向けだったり

 

するという事です。私はTOKO様のチャートがレジャーでは一番適していると感じました。今回このことを記事にしたのは、よく耳にしていたのです。

 

  • 推奨ワックスをしたのに、ケバ立つんだ・・・
  • ホットワックスが失敗したのかな・・・

などなど・・

 

自分の経験から硬いグリーンでソールを仕上げれば、本当にどこで何を滑ってもベースバーンは発生しませんが、レースの為やレース寄りの推奨ワックスではいくらソール保護を考えてワクシングしてもケバ立ってきます。だって最高のパフォーマンスを出すためのワックスですからね。

 

TOKO様もレースで有名ですが、このチャート表はたぶん一般向けのチャートではないかな?と思います。これを基本に考えてみるのもレジャーユースでスキー・スノーボードのホットワックスがもうちょっと楽しくなるのではないかな?と思い記事にしてみました。

 

レジャーは硬めのソールに仕上げるのが1番メンテが楽です

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