そろそろスキー・スノーボードシーズンが始まろうとする季節になってきました。自宅でホットワックスに励んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、ガリウム グリーンの簡単なホットワクシング方法です。以前にも「下ろし金」を使うと簡単にホットワックスが出来ますよ!とお伝えはしておりましたが、写真に撮ってみました。

ガリウム グリーンを「おろし金」で粉にする
ガリウム グリーンは物凄く硬いワックスですから、板が冷え切った状態からアイロンだけでワクシングをするとソールを痛める可能性には、何度も言及してきました。
プレヒートボックスなどがあれば、板を余熱できるのですが、恐らくそんなものをホットワックスの為だけに自作している方は数少ないはず。そこで一般的にも使えるように、粉末状にしたガリウム グリーンを使えばどうなるのか?

ワックスを粉にするメリット
ガリウム グリーンだけといわず、ガリウムのブルーでもこの手法は使えますよ。粉にしたワックスは1つ1つが小さく細かくなっているので、アイロン温度が確実に伝わり易くなります。
本当に素早く溶けてくれるので、ソールにも非常に優しいワクシング方法だと思います。
ワックスを粉にするデメリット
では良いこと尽くめなのか?と言われると危険がある事も知っておくと良いと思います。ワックスを粉にすると、表面積は非常に小さくなりアイロンが的確にワックスに入ります。
が!反面、自分が思っている以上にワックスが少ないという状況になります。慣れないうちは多いよな?この粉と思える範囲でソールにまぶしてやって欲しいと思います。実際に物凄く少ない量のワックスの写真をあげて見ました。
粉末状のガリウム グリーンをソールにまぶす
こんな感じですが、このワックスの量は物凄く少ないです。粉にしたグリーンを1度のワックスで(トップからテールに向っての1度)で溶かし浸透させます。アイロン温度は130度。
1度でグリーンは溶けてくれるので、また粉をまぶして合計3回程ホットワックスをします。薄いワックスを何度も重ねる感じで行う方法です。
まぶしたらハケで程よく伸ばす
粉をまぶしたら、満遍なくグリーンの粉末を写真のようなハケでソール全体に上手く伸ばすというか、行きわたらせてください。
で、さっとひと塗りのアイロンを3回程します(つど粉末グリーンはまぶしてくださいね)
これで苦労したグリーンもハイシーズンでなければ簡単にホットワクシングが出来るはずです。
現段階で行ったワクシングの回数など
ガリウムだけですが、今期は既に
- ピンク
- バイオレト
- ブルー
各色15回程はワクシング済みです。GWでシーズンアウトをしましたので、そこからちょっとした時間にちょこちょこと作業していたので、既に板が仕上がっています。
今期はガリウム グリーンをこれから恐ろしい回数入れてみようと画策しています。ホットワックスは外気温が下がりきる前に作業しておくと、本当にシーズンインしてからも楽ですから、今から初めても全然間に合いますよ!
では今期も雪に恵まれますように!
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