ホットワックスの疑問?剥がさない重ね塗り効果 回数と順番を大公開

こんにちは「ぐちゃねっと」のGabunomiです。

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ワックスの種類を考える

スキー・スノーボードのソールを保護し滑走能力を上げるワックスには大きく分けて2種類あります。

ホットワックス

本格的なワックスの方法になります。必要な道具は

  • 専用アイロン
  • ホットワックス用の固形ワックス
  • スキー・スノーボードを置く作業台など

簡易ワックス(スプレー・ペースト状)

簡易的なワックスの方法になります。必要な道具は

  • スプレー式のワックス
  • ペースト状のワックス

など、お店で販売している商品がそのまま道具になりますが「使用用途・使用条件」などかなり細かく多岐にわたります。

ワックスの耐久性

では先ほどの「ホットワックス」と「簡易ワックス」では一体なにが違い、またどんな効果や性能差があるというのでしょうか?

圧倒的にホットワックスの性能は高い

一般的に耐久性という部分においては
「ホットワックス簡易ワックス」となります。

しかし、一瞬の滑走性能ではどちらの性能が高いとは簡単にはいえません。なぜなら簡易ワックスの中にあっても「耐久性を重視したもの」や「滑走性のみの性能をあげたもの」などその製品によって特長が違うからです。

それでも「耐久性=ソール保護性能」と「安定した滑走性能」という総合評価ではホットワックスに勝る商品と方法はまだこの世に存在していないといっても過言ではないでしょう。

いくら簡易ワックスを小まめにおこなっても(リフト1本滑る度にワックスをする)という事をしたとしても「滑走性能・ソールの保護」にはホットワックスに正直まったく太刀打ちできません。

なぜ簡易ワックスが販売されているのか?

ではなぜそのような性能にも関わらず簡易ワックスが販売されているのか?

  • 春先などベシャベシャな雪にはホットワックスよりも滑る時がある
  • 普段あまりワックスをしていない人が手軽に行えるようにするため
  • ホットワックス+簡易ワックスでさらなる滑走性を求めるため

のようにその用途と状況によって、あまりにも簡易ワックスは考え方が変わってきますのでここではこのあたりで割愛させていただきます。名前は簡易ですがカテゴリー(条件)はホットワックスよりも多いかもしれません。

いずれにしても簡易ワックスは「ホットワックスによるベースが出来ていてプラスアルファ」を求める場合において効果をもっとも発揮しやすいアイテムだと思っておけば間違いありません。

寒い時期にバッテリー駆動時間が本当に2時間もあるのか気になっていた、APEMAN a66だけど通常の気温とは比べ物にならない状況下でこの性能は実に素晴らしい。新型のa66sの性能UPにも気になるところだが、基本性能が高いのにこの価格とは驚きだ

ホットワックスの回数を考える

ここからが本題になると思います。ネットで検索すればホットワックスを何回すれば良いのか?沢山の意見などが出てきます。ここでは実際に私がおこなっているワックス方法を大公開致します。

色(温度帯)による順番 ガリウムとSWIXでみる

ここではガリウムとSWIXで見てみます。

ベースワックス順番 ガリウム SWIX
1番最初に施工 柔かい ピンク レッド
2番 〃 バイオレット バイオレット
3番 〃 ブルー ブルー
4番 〃 グリーン ターコイズ
5番 〃    硬い グリーン

このようにメーカーは違えど、一番柔かいワックスから順番にホットワックスをしていきます。ワックスは「一番柔かいものから→だんだんと硬いワックス」にしていく。

SWIXにはCH10Xというもっと柔かいワックスもあるのですが、対応温度が0℃~+ 10℃になっていますので割愛しております。

このような手順で作業を行います。(メーカーによって数が違うのは温度が違うからです)

色(温度帯)による回数 ガリウムとSWIXでみる

しかしここで色々な疑問が発生してまいります。なぜならワックスメーカーは下記の回数を「ホットワックス」の作業ではして欲しいと説明書などに書いてあるからです。

(ワックスの色指定は関係ありません。色ごとにして欲しいと書いてます)

  • ホットワックスをする
  • 板を冷ます
  • スクレイピングでワックスをはがす
  • ブラッシングをする

このワンセットを「同色でそれぞれ4回位は施工して欲しい」と書いております。その説明をそのまま実行したとしましょう。

  • ガリウムの場合は4色ありますので(1色×4回)×4色分=16回
  • SWIXの場合は(1色×5回)×4色分=20回

と恐ろしい作業量になります。これではいくら「滑走性能があがるよ!」「ソール保護が出来るよ!」といっても「そんなのあたりまえだろ!!!!」と言いたくなりますね。

しかもスキーは2本ありますので作業量は倍の32回と40回になりますし、家族や友人の分などを含めると恐ろしい回数になります。もはやどこかの専属メカニックですよ。

こんな事はレジャースキー・スノーボーダーにとって現実的ではありません。だから皆さん悩むのだと思います。安心してください。最後まで読んで頂けたら納得できますので。

ワックスをはがさないで同じ色を入れる

考える事は皆おなじですがみんな不安なのです。私は声を大きくして言います。当たり前に昔からこの方法をしております。大丈夫ですよ~~~。仕方が下の方法になります。

  • ホットワックスをする
  • 板を冷ます
  • 固まったワックスをアイロンで溶かしながら
  • そのままホットワックスをする
  • また板を冷ます
  • 固まったワックスをそのまま使う
  • アイロンでホットワックス

当然ですが、楽なんです。良く固形ワックスが「酸化する」や「溶かした物を再利用するのは…」という人はいます。否定はしません。

私はレーサーでも無いし家族の板の面倒を見なければいけませんので「肉体的」にも「金銭的」にも無理です。なおかつこの方法で「べースバーン」が発生した事がないから。

ワックスをはがす

同じ色のワックスを4~5回でも良いし10回以上でも良いです。ワックスを剥がす、ブラッシングをするなどの作業から解放されたら、正直いって無茶苦茶楽になりますね。

同じ色のワックスを冷めた板にするだけですからとても簡単ですし楽です。好きなだけしてください。しかし「ピンク一色だけ何度もホットワックス」をしても

  • ソールの保護は出来ない
  • 滑走性能は引き出せない

ここは絶対にご理解ください。単に「剥がす」「ブラシをする」の作業が無くなっただけです。

綺麗な状態から次の色を

気が済むまで、同色の色を何度もホットワックスをしました。

  • ガリウムならピンクの次はバイオレット
  • SWIXならレッドの次は同じくバイオレット

ですね。ここで初めて

  • スクレイピング
  • ブラッシングをして
  • スキー・スノーボードのソールを徹底的に綺麗にする

そして次の色に移って下さい。

また次の色でも同じように何度も何度も剥がさずにホットワックスをしてください。ただし、ワックスをケチってソールが乾いているような状態は絶対に駄目です。

いつもボトボトと落とす位のイメージで各色の最初はしてください。慣れれば最適な量などは判断できますが、最初はアイロンからのダメージを少なくし無くす為にも無理はしない事です。

これで、各色で同じ事を繰り返し最終のグリーンまで施工すれば「ベースバーン」など起こりません。でもこの工程をしたからといっても「ノーメンテ」でシーズンを乗り切るのは無理です。

ホットワックスの頻度

滑走距離にもよりますが、ホットワックスに愛情をささげてもノーメンテでシーズン終了まで滑る事はできません。

それでも、一日の滑走距離を考え知れば「ソールの保護性能と滑走性能」はさすがホットワックスと言えます。ホットワックスは凄い仕事をしております。

何日位でまたホットワックスをすれば良い?

ホットワックスの持続は日数では無く距離で考える方が色々楽です。例)として池の平スキー場に遠征したとしましょう。使うリフトは池の平クワッド1,622mです。

一日何本滑る事ができるでしょうか?多分15~20本はみなさん滑るのではないでしょうか?距離にすると約1.6㎞×15~20本となりますから、24km~32kmを一日で滑走します。

これが4日と考えると96km~128kmとなりますね。かなりの距離を実は滑走している事になります。5日なら120Km~160kmもの滑走距離になります。

シンタードベースのソールにベースワックスを的確にグリーンまでのホットワックスが施工できれば私は160Km程度はハイシーズンのゲレンデであればソール保護は出来るのでは無いか?と思います。

しかし限界までワックスを使い切るとソールの中にあるワックスが無くなりますので、また最初からソールにワックスを浸透させないといけません。

そうなるとかなり手間がかかります。ですから間をとって滑走距離80km程を滑ればあらためて簡単にホットワックスをするという事になります。

シーズン中のホットワックス

ではシーズン途中のホットワックスはどのようにすれば良いのでしょうか?同じ事を簡単にするのでしょうか?

最初からホットワックスをするのか?

ソールにはまだまだ浸透したワックスが残っております。ソールの中から無くなったワックス分だけを浸透させるのが一番楽で効果的ですが、下のどの方法が効果が高かったでしょうか?

  1. ピンク→1番硬いグリーンまでワックスを一巡させる
  2. バイオレットとグリーンを混ぜて適度に施工する
  3. シーズン中はブルーのみでワックスをする

この全てを私はいままでした事がありますが、2番のバイオレットとグリーンを混ぜてホットワックスをするという施工が一番楽で効果的でした。

なんだそれじゃ「ブルー」のような温度帯になるのか?と言われそうですが、やはりまた違います。バイオレットとグリーンを混ぜるというのは固形物で混ぜる、液状で混ぜるとは違います。

シーズン中はソールクリーニングとつなぎ役にバイオレットを使う

ここではガリウムで説明しますが、SWIXでも同じ考えです。

ホットワックスを暑く塗りクリーニングも兼ねる

まずはバイオレットでホットワックスを致します。シーズン中の継ぎ足しワックスですので一番柔かいピンクはソールの奥底にあるものと考えています。

なぜバイオレットなのかというと

  • 硬いワックスのつなぎ役であるがピンクよりは硬い
  • 一番硬いグリーンをソールに継ぎ足したいと考えている

からです。先ほども申しましたがソールにグリーンが適切に施工できていればベースバーンは発生しません。また硬いワックスは耐久性も保護性能も抜群です。

グリーンまで施工できれば、レジャーでは雪質を考える必要もありません。どこでもどんな時でもかなり滑ります。

グリーン(一番硬いワックス)を入れるのが目的

バイオレットを使いアイロンでホットワックスをしたら、「ワクシングペーパー」でほとんどワックスが無くなる程度にまで吸い取ります。図で言うと下の絵です。

バイオレットをホットワックスしワクシングペーパーで吸い取らせる事で次の事が出来ています。

  • バイオレットでホットワックスが完了(簡易)
  • ワクシングペーパーによりクリーニング完了

しかもソールにはまだ薄らとバイオレットのワックスが残っています。また温められた板が目の前にありますのでその時点で「グリーン」を再度ホットワックスします。

この施工により、グリーン単体ではなかなかホットワックスの施工がし難い状況からバイオレットのワックス成分が少しあるお陰で、かなりましにグリーンを施工する事が可能です。

硬いワックスをソールに入れるために温度帯があると思う

ホットワックスはある意味趣味ですので、自分が納得できればそれで良いと思います。私はホットワックスには以下の性能を求めていました。

  • ノーメンテの期間を長くしたい
  • 硬いワックスは滑りがよいと思う(自分の経験で)
  • シーズン初め~終わりまで硬いワックスで考えれば良い
  • 硬いワックスは汚れが付きにくい
  • ベースバーンを圧倒的に防ぐ

と色々書きましたが、硬いワックスをメインにすれば上のような事をかなり気にせずに、出来てしまいます。ですから私はホットワックスの温度帯とは

  • 硬いワックスをソール内に浸透させるために、柔かいワックスがある

と考えています。間違っているかもしれませんが楽なんですよ。硬いワックスで仕上げると。

まとめ

ここまで長文になりましたが

  • ワックスの種類
  • ワックスの順番と回数
  • 滑走距離からみるホットワックスの凄さ
  • シーズン中の継ぎ足しワックス方法
  • 最終的なワックスの考え(硬さ)

などを見てきました。しかし実は「硬いワックス」をソールに安定的に施工するのは実は相当難しい作業になります。

ワックスが溶けないから「アイロンの温度をあげて板を焼く」という恐ろしい状況にもなりかねないのが「硬いホットワックス施工」です。

ですから私は全ての人に「硬いワックス」をおススメする訳ではありませんが、自作のワックスフューチャーもどきでかなり楽に施工をしております。

よければ一読ください。

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