子供のソールがエクストリューデッドの場合はホットワックスした方が良いのか?

ホットワックス

先日、読者様からお問い合わせを頂きました。内容は「子供のエクストリューデッドベースの板にホットワックスをする意味はあるのでしょうか?」という内容です。

 

他の人が記事を読まれても「質問者様が伝えて下さった製品名や細かい内容も私は記載しません」個人情報ですのでボンヤリとした記事内容になってしまうことをご理解ください。

 

ご質問者様の真意は手抜きをしたいという訳ではなく、手を掛けてあげたいがエクストリューデッドのソールに対してどんなワックス方法があるのですか?というお問い合わせです。

 

ご質問者様は私が足元にも及ばない程、勉強熱心で子供思いの方だと文面から滲みでてましたので、質問内容を記事にさせて頂きました。

子供の安い板をもっと滑るようにメンテナンスしてあげたい

要約すると

  • シンタードベース(一般的に定価5万以上はほぼこれ)のホットワックスの話題は多い
  • 反面エクストリューデッドのことは記載がすくない
  • そんな、板でも毎回ホットワックスするほうが良いのか?
  • 簡易ワックス(高級なペースト状のワックスも含め)だけで良いのか?
  • 子供が楽しく滑っているので、もっと滑りやすくなるように親として、手助けしてあげたい

 

はい。正直言って私感動しました。子供がスキー・スノーボードが楽しくて楽しくて仕方がない!そんな状況が目に浮かびました。

 

反面、自分の板(親の板)はメンテするほどに「滑走性」は向上しているのに、子供の板は緩斜面になると途端にブレーキが掛かって子供が苦労している場面も、勝手に目に浮かびました。自分も体験しています。あの時ほど可哀相になることはありません。

 

こうなると、親として子供の板をメンテしてあげてもっと良い状態の板で、もっと楽しく滑って欲しいと願うのは当然でしょう。だから私も記事でお伝え出来れば!と思いました。

キッズ御用達のエクストリューデッドベースの板

ただし1点注意点がございます。あくまでも私は「プロのサービスマン」ではありません。全て自分の経験に基づく部分を集約しながらの仮説や体験を通してのお話だと思って頂ければ幸いです。

 

その中で「お!役に立つ情報だ!」と思って頂ければ幸いです^^

 

エクストリューデッドと云えば、こ難しい言葉に思えますが、極端に言えば「ただのプラスティック」と考えれば良いと思います。こちらの記事でも書かせて頂いておりますが、自分の記事を引用いたします。

 

スキー・スノボ ソール素材で性能もホットワックスの浸透率も変わる
まずホットワックスの効果を最大限に発揮できる「ソール」の素材が大事になってきます。ソールの素材そんなもの全部同じだろ?とお思いの方は是非このまま記事をお読みください。またそんな事知ってるよってお方は飛ばして頂いて結構です。メンテナンスが出来てこそシンタードベース

 

こちらは「ポリエチレン(PE)」を溶かして押出しながら作られます。原材料を溶かして成形しておりますのでソール自体にワックスが浸透する穴があまりありません。

 

しかしあまり無いと言っても、ほどほどにはワックスも浸透しますしソール素材の価格も安いですし滑走性も安定しております。

 

メンテナンスが多少ズボラでも滑ってくれますので子供用としてみれば問題ありません。

 

しかし、エッジとソールの境目は目には見えませんが物理的に隙間があいておりますので、ここにはよくワックスが浸透いたします。

 

ホットワックスをしないよりはした方がベターな感じです。なんとも味気ない言い方になってしまいますが、シーズン最初の一回目は必ずホットワックスはした方が良いでしょう。

 

ただ毎回毎回メンテする程ではないと言うかメンテしなくても、ほどほどに滑る素材です。

 

ワックスもほどほどには浸透しますがシンタードベースのようには浸透しません。エッジ周りは隙間がありますので板に水分が入り込まないようにバリアを作る意味でもその場所はホットワックスをするのは大切だろうとは思います。

 

正直「ホットワックス1回」で十分な素材だと思います。言い換えれば本当にその程度しかワックスが入り込む余地がないという事になります。

 

子供用にエクストリューデッドベースの板が多いのも価格的な事も含め、親たちの労力を減らす目的もあるかもしれませんね。

 

このソールの場合は汚れたな~と思えばブロンズブラシでゴシゴシしてあげると、ソール面が簡単に復活もします

と自分の記事の引用で極端な言い方ですが、プラスティックのソールに何度ホットワックスをしてもあまり意味がありません。実は答えとしては以前に出してます。私の考えはこれ以上ありません。

 

ご質問者様の板は、子供用とは言えキャラクターがプリントされたような本当の安い板ではなく価格帯もしっかりしている板なのに、なぜメーカーが「エクストリューデッド」でわざわざ販売しているのか?も私にもよくわかりません。

 

と、そんなボヤキをするよりもご提案ですが以下の方法はどうでしょうか?

緩斜面で滑走性が悪い子供板だけど・・・

まず、子供用の板は緩斜面でなぜ滑走性が落ちてしまうのか?を考えて見ましょう。考えれることは3つ

  • 落下するパワーがないから滑らない
  • ソール面に汚れ・ケバが多い
  • 水分を排出することが出来ない

 

ワックスが出来ていない板は抵抗が増えます。というよりワックスがほとんど浸透しないソール素材が使われているので、こちらでどうこうする手立てがありません。

 

ましてペースト状のワックスを塗っても「滑っている本人しか判らない」ので親としても子供が「滑る滑る!」と言っても本当のことか?どうか?も怪しくてイマイチ親としても「よっしゃ!これが正解だったんだ!」なんて気分にもなれません。

 

そこで、エクストリューデッドベースのソールをホットワックスで滑る滑走面にしようとするアプローチではない方法を考えてみます。

子供用の板だけど、ストラクチャーを入れてみる

エクストリューデッドはワックスが入る隙間があまりありませんので、これも意味があるのか?ですが、ソールにワックスが浸透しないから水分が上手く排出できないのであれば、人為的に溝を作って水分を排出してあげる方法を取るとよいかもしれません。

 

いわゆるストラクチャーです。しかし購入金額面から考えれば一般的には「チューニング代」と同程度の安板であれば「チューニングなんてしない!」という諦めも付くのですが、ご質問者様の板はそこそこの価格。

 

であれば、ストラクチャーを入れてみるのも手です。

ストラクチャーの深さを指定してみる

私のスキー板の画像を見ている人は中には「この人のストラクチャーは深いなぁ~」なんて思われていた人もいるかもしれません。

 

実はその通りで、深めにストラクチャーを入れています。こちらの地域ではサラサラな雪質なんてあまりなくて、ベチャベチャな雪質が多いものですから深めを指定しました。

 

ハイシーズンのギュギュというような雪ではハッキリと深めのストラクチャーのデメリットがわかります。薄いストラクチャーよりも若干引っ掛かります。

 

反面、湿雪の場合にメリットが出てくるのか?というとあまり判りませんでした・・・自分でも近畿圏といえども深め過ぎるストラクチャーはちょっと失敗したかな?とも思うのですが、板のメーカーや機種によっても様々なので一概にはいえません。

 

もしかしたらお子様の板は表面張力で雪と引っ付いてしまっているのが主原因の場合であれば、ストラクチャーを入れてあげることで滑走性が上がる可能性はあると思います。

 

子供の板のホットワックスは大人用よりも難しいから気をつけて下さい

次にホットワックスですが、エクストリューデッドのホットワックスは1回でOKだと思っています。あとは労力を鑑みて適当なワックスをしてあげればOKだと思います。

 

また硬いワックスをしてもまったく入る余地がありませんので、ガリウムならバイオレット程度の硬さまでが浸透できる限界だと思います。

 

次に私のようにプレヒートボックスなどで加温して、アイロンを当てたなどの場合の危険性などをお伝えしておきます。

 

まず子供用の板のソールは柔らかいです。60度プレヒートだといっても子供用はプレヒートも短時間にしています。

 

ビンディングもキャップ構造の板もソールも全てが子供の体重を考慮して考えられているので、素材全体が柔らかいのです。

 

そこで大人用と同じように、ガンガンホットワックスをすると直に反り返って来たり、ソールが溶けたりします。

子供板の滑走性を上げたいと思ってのメンテが逆に滑らない場合も

子供の板の場合は一概にはいえませんが、兄弟で2セット同時購入なんてよくある話です。

  • 同じメーカーを2セット同時購入
  • 違いはサイズのみ
  • サイズ違いの板だけど同じ作業工程をしてみる
  • 片方はソール面がとても柔らかくなる。
  • そしてサイズ違いの方はまったく問題がない。こんなこともあります。

 

不良品なのか?製造ロットの違いなのか?本当によくわかりませんが、子供の板はそれぞれが、かなり違う特色を見せすぎます!大人の板の感覚で扱うと「あっというまに板を潰す」ことになります。

 

難しいです。より良いもので楽しんで欲しいと願っていたのに、メンテのし過ぎでダメにしてしまう。シンタードベースの子供の板でもそんな場合があります。

 

だからエクストリューデッドの板ならそこまで真剣にならずに、

  • ストラクチャーを入れてみる
  • ストラクチャーの力でワックスが浸透できる面積を増やす
  • 排水性を上げてみてあげる

これが1番良いかもです。

まとめ

何が言いたいのか、伝えたかったのか文面にうまく纏めることが出来ず申しわけありませんが、親御さんの気持ちが痛いほどわかるので・・・

 

う~~ん。

  • ワックスが入らない板だから、緩斜面では雪とソールで表面張力が働いてブレーキになる
  • であれば、ストラクチャーをいれてホットワックスをしてみる
  • ストラクチャーは深めだと若干引っ掛かりは出ますが、排水性は高いはず
  • 帰宅後はブロンズブラシでケバを取る

 

ただしこれも状況を見ながらでないと、子供用の板はメンテをすればするほど良いのか?はやってみないと判らないのです。ブロンズブラシをするとソールが簡単に削れるモデルもあるはずです。

 

次にストラクチャーは浅めよりは、中間位のストラクチャーだと判断がしやすいかもしれませんね。記事にしたのに回答にもなっていませんが、子供の板は難しいものです。

 

大人のようにバリエーションがありません。スキーなら

  • キャラ入りプリントの安板や3点セットから始まり
  • ちょっと良い2~3万程度の板
  • その次のステップアップの板がない
  • それ以上求めると「レーシング用」の板になることがほとんど・・・

 

ビンディングの問題もありますし、体重・身長のこともあるので子供の板選びは本当に難しいです。そしてメンテも大人以上に難しいです。お役に立てなかったクソ記事ですね・・・

難しい・・・

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