ホットワックスの浸透方法 硬いワックスでベースバーンを防ぐアイロン方法

ホットワックス

 

ガリウムグリーン

固いワックスはホットワックスが難しい

今回は、ガリウムのバイオレット(紫)からブルー、グリーンの記載になります。

施工方法の難しさは

  • バイオレットはほとんどピンクと変らない難易度
  • ブルーは少し硬く感じますが、大丈夫だと思います。
  • グリーンは異次元の硬さで難易度MAXです。ただ保護性能もMAXです!

最悪、グリーンのホットワックスで板を焼く人もいますので十二分にご注意をしてください。

硬いワックスは施工が難しいがソール保護には最適です

硬いワックスと言ってもバイオレットとピンクはそれ程に違いはありません。しかしブルー以降は別物になります。

 

では硬いワックスと柔らかいワックスの違いってなんでしょうか?

それは柔らかいワックスは直ぐに取れる(効果が長続きしない)

反面、柔らかいワックスはホットワックスが非常に簡単に出来ます。直ぐに溶けますし伸ばしやすいワックスです。

 

これがメリットでもありデメリットでもあります。作業性は良いのですが、耐久性がありません。なので私は何処のスキー場に行くにしてもグリーンまでホットワックス施工をします。

 

ただし子供用のソールやエクストリューデッドベースなどの場合はグリーンまで施工しなくて全然OKです。むしろ無駄な作業です。

スキー・スノボ ソール素材で性能もホットワックスの浸透率も変わる
まずホットワックスの効果を最大限に発揮できる「ソール」の素材が大事になってきます。ソールの素材そんなもの全部同じだろ?とお思いの方は是非このまま記事をお読みください。またそんな事知ってるよってお方は飛ばして頂いて結構です。メンテナンスが出来てこそシンタードベース

グリーンまでホットワックスの施工するのは全て「シンタードベース」のソールの場合です。子供用でも高価なシンタードベースのソールであれば是非大人と同じ事をしてあげて下さい。

柔らかいガリウムピンクのメリット

柔かいガリウムピンクでホットワックスをするメリットは‥

低温で溶け、ソールに馴染みやすい

ピンクはなかなか固まらないので、ソール全体に簡単に伸ばしやすい

新品の板やチューニングから帰ってきた板には最初にするワックスとなります。

ですが、最初にするワックス(ピンク)だけで滑走し続けるとデメリットばかりが目立ちます

柔らかいガリウムピンクのデメリット

理由として

  • ワックスが柔らかいが故に新雪では雪が突き刺さり滑らない
  • ワックス自体がネチョネチョしているので、汚れを拾いやすい
  • 柔らかいワックスの為、ソールを守る力が凄く少ない
  • 柔らかいWAXなので「ベースバーン」を発生させる

そして何度ホットワックスをしても瞬く間にワックス成分が抜けてソールにダメージを食らうのです。

経験上での話ですが、何度、小まめにピンク一色でメンテナンスやワックスをしてもソールはダメージを負っていきます

エッジ際が白くなりササクレタような状態になる。いわゆる「ベースバーン」という現象ですね。

 

本当に硬いワックスをキッチリと施工できればベースバーンは起こり難いです(グリーンを施工するようになり、発生したことが無いです)

ガリウムグリーン 硬いワックスは万能か?

では硬いワックスは万能選手なのでしょうか?残念ながらそのような考え方ではありません。

 

柔らかいツナギのワックスがソールに浸透しているからこそ、硬いワックスがその柔らかいワックスを道にしてソールの奥まで入っていける?そんな風に私は考えています。

 

グリーンだけで施工をした板もありましたが、なかなか浸透しているイメージがわかない。滑りもいつもより悪い感じもする。そんな時が多々ありました。

 

私も手を抜ける所は抜きたいのですがベストな施工方法を探し「Try and error」で現在の方法にたどり着きました。

色々試すのは好きなほうですが、ピンクを入れずにブルーやグリーンだけでのホットワックスの施工は相当難しいと考えています。

小さいし軽いし安いから車やアウトドアにお守りに1つ持ってても良いと思います。

本当は夏の間や暑い時期に行う「サマーワクシング」や、冬場であれば「ヒートボックス」などを使用したほうが簡単なのですが、ハイシーズンからのホットワックスのアイロン温度などをご説明したいと思います。

ガリウム ホットワックスの仕方

では、各ワックスのアイロン温度などを今からご説明します

最近はデジタルアイロンも低価格で発売されているので、温度設定に不安な方には朗報だと思います。

ガリウムバイオレット ホットワックス

ガリウム バイオレットのアイロン温度は110℃でOKです

ソール全体にワックスを溶かしながらポタポタと垂らすか、ソールに生塗りをしてあげるか?どちらかをまずはして下さい。

 

アイロンは絶対に一箇所に止めずに、行ったり来たりさせて下さい。アイロンの操作スピードは、食卓の机を拭く時のような「スピード」感覚でお願いします。

 

全体に「行ったり来たり」を繰り返し(5回位かな)トップ側やテール側のビンディングやバインディングが付いていない表面を触って、板が温まっていれば十分にホットワックスが出来ております。

 

各色でアイロン温度は変りますが、

  • ワックスが溶けなくてもアイロンは絶対に止めない
  • 板が冷え切った状態からは本当に難しい
  • 板全体を温めることを最優先にする
  • 同じ場所ばかりアイロンを当てない
  • 全体的に少しずつ温めていくという事を理解する

と結構難しいのです。

 

ですから私はプレヒートボックスを自作しました。これで板を温めるという作業からは開放されましたので、ホットワックスが大変楽になりました。

スキースノーボード 自作プレヒートボックス サーモボックス WAX FUTURE
自作WAX FUTURE(ワックス・フューチャー)が欲しい。ホットワックスを沢山してレースに勝ちたい。アイロンでホットワックスも良いけどサーモボックスを作った事で簡単にWAXが液状化します。温める過程だけでなく冷める過程でワックスは浸透すると考えている

ガリウムブルー 少しホットワックスが難しい

ガリウム ブルーのアイロン温度は120℃でOKです

上記と同じ事をしてもなかなか溶けませんが、時間を掛けて行いましょう。板が冷え切った状態からではブルー以降はかなり難しい部類になります。

 

私はプレヒートをしてからホットワックスをしているのですが、それでもピンクやバイオレットとは一線を化します。

 

1から板を温める場合にはアイロンをソール上で滑らせ行ったり来たりを繰り返し、少しずつ板の温度を上げていく工程が必要になりますが、プレヒートされた板にはその必要はまったくありません。

 

プレヒートされた板にブルーをワクシングしている感覚はバイオレットをワクシングしている感覚に近いです

ガリウムグリーン 恐ろしく固いワックス

ガリウム グリーン・・恐ろしい相手です。アイロン温度は最低でも130℃

板が冷え切った状態や外気温・室温によっては140℃を必要とする場合もあります。

 

本当に難しいワックスです。正直言って、自信のない方やプレヒートボックスを持っていない人は辞めておいた方が無難です。

 

板を焼くリスクが桁違いにあがりますので。

板が温まってない状態でグリーンのワックスをソールに垂らしたりしたら「パッキーン」と言って飛んでいくような代物です。

直ぐに固まりますし、カチコチなWAXですからアイロン温度も120℃ではまったく溶けない。そんなワックスです。

 

プレヒートをお持ちでない人が大勢ですから、作業に工夫をしましょう。

おろし金を使用しグリーンを粉状でソールにまぶしたり、工夫しながら行う必要があります

 

ガリウム グリーンを粉末状にして簡単にホットワックスする方法
ガリウム グリーンだけといわず、ガリウムのブルーでもこの手法は使えますよ。粉にしたワックスは1つ1つが小さく細かくなっているので、アイロン温度が確実に伝わり易くなります。本当に素早く溶けてくれるので、ソールにも非常に優しいワクシング方法だと思います。

プレヒートボックスがなければ難しい…

サマーワクシングやプレヒートをしている場合は板が温まっているためにグリーンでもワックスが飛ぶ事はありませんし、ギリギリ120℃でなら溶け出す感じです。

 

夏の間に行うホットワックスはハイシーズンよりも効率的に行うことが出来ます。

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板自体が熱を既にもっているのでアイロンの熱が奪われるのを抑えてくれるので120℃でなんとか施工できる!って感じですね。

 

ハイシーズンにグリーンを施工するとなると、実際は140℃位で施工すると思うので板を焼いてしまうリスクが非常に高くなります。

 

そういう意味でも「プレヒート」は非常に心強く頼りがいになるアイテムです。

少し工夫(ブルー グリーンの場合)硬いワックスも暖める

私がハイシーズンにおいてワクシングする場合の工夫なのですが・・

プレヒートボックス内で板を温める時にブルーやグリーンのワックスを同じ庫内に入れておきます

そうする事で、最低でもブルーもグリーンも60度程度には予熱されるわけです。

 

この工夫はコタツでも代用できるかもしれません。コタツ内にWAXを入れて暖めておくと

・板全体の余熱はムリだけど、固形WAXだけでも余熱できると思います

少しでもアイロン温度を必要以上に上げなければ、板を焼き難くなります。

まとめ

・硬いWAXはベースバーンを発生させ難い
・各WAXには最適な温度がある
・プレヒートなどが無い場合は
・固形WAXを余熱しておく

以上ですが、シーズンに向けてボチボチ始動していきましょう!

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コメント

  1. p.t より:

    読みにくくてすいません、スクレイパーをかけるのが嫌で、以下のやり方を考えていますが、どうでしょうか?ベースワックスでの下地作りです

    ガリウムピンクを…
    ①ワキシングペーパーでアイロン(汚れがとれる)⇒
    冷えるまで待つ⇒
    ②ピンクを足しながらワキシングペーパーでアイロン⇒
    冷えるまで待つ⇒
    ③ピンクを足しながらワキシングペーパーでアイロン⇒
    新しいワキシングペーパーを使い、できるだけワックスを取る⇒
    スクレイパーをかけずに、板が冷える前に④バイオレットをワキシングペーパーでアイロン⇒
    冷えるまで待つ⇒
    ⑤バイオレットを足しながらワキシングペーパーでアイロン⇒
    冷えるまで待つ⇒
    ⑥バイオレットを足しながらワキシングペーパーでアイロン⇒
    新しいワキシングペーパーを使い、できるだけワックスを取る⇒
    スクレイパーをかけずに、板が冷える前に⑦ブルーをワキシングペーパーでアイロン⇒
    冷えるまで待つ⇒
    ⑧ブルーを足しながらワキシングペーパーでアイロン
    冷えるまで待つ⇒
    ⑨ブルーを足しながらワキシングペーパーでアイロン⇒
    新しいワキシングペーパーを使い、できるだけワックスを取る⇒
    最後にスクレイパー、ナイロンブラシをかける

    という方法を考えています。スクレイパーの回数をできるだけ減らしたいからです。

    ご意見をきかせてください!

  2. gabunomi より:

    ご質問ありがとうございます。簡単にですが記事にしてみました(笑)
    https://gutyanet.com/ski/hot-wax/scrape-troublesome/
    またみてくださいませ!

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