ホットワックスの浸透方法 硬いワックスでベースバーンを防ぐアイロン方法

こんにちは「ぐちゃねっと」のGabunomiです。

 

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固いワックスはホットワックスが難しい

前回までは、サマーワクシング、ヒートボックスでのガリウムピンクのワックス施工を記載いたしました。

スキー・スノーボードの板は暖かい時期の方が格段にワックスは浸透する。しかし現実的に動き出すのはシーズンインしてからの人が多いと思う。夏の間にソールを仕上げるのは実はとても簡単だ。だがシーズンインしてからも楽に浸透させる方法もある。

今回は、ガリウムのバイオレット(紫)からブルー、グリーンの記載になります。施工方法の難しさは

  • バイオレットはほとんどピンクと変らない難易度
  • ブルーは少し硬く感じますが、大丈夫だと思います。
  • グリーンは異次元の硬さで難易度MAXです。ただ保護性能もMAXです!

最悪、グリーンのホットワックスで板を焼く人もいますので十二分にご注意をしてください。

硬いワックスは施工が難しいがソール保護には最適です

硬いワックスと言ってもバイオレットとピンクはそれ程に違いはありません。ブルー以降は別物になります。では硬いワックスと柔らかいワックスの違いってなんでしょうか?

柔らかいワックスは直ぐに取れる(効果が長続きしない)

柔らかいワックスはホットワックスが非常に簡単に出来ます。直ぐに溶けますし伸ばしやすいワックスです。これがメリットでもありデメリットでもあります。

ですから私は何処のスキー場に行くにしてもグリーンまでホットワックスの施工します。ただし子供用のソールやエクストリューデッドベースなどの場合はここまで施工しなくて全然OKです。

むしろ無駄な作業です。グリーンまでホットワックスの施工するのは全て「シンタードベース」のソールの場合です。

子供用でも高価なシンタードベースのソールの場合は是非大人と同じ事をしてあげて下さい。

柔らいガリウムピンク メリット

低温で溶け、ソールに馴染みやすい

  • なかなか固まらないのでソール全体に簡単に伸ばしやすい

新品の板やチューニングから帰ってきた板には最初にすべきワックスとなります。

大事な板に最初にすべきワックスはピンクであると私は思います。ですが、この最初にすべきワックスだけで(ピンクだけで)滑走しますとデメリットばかりが目立ちます。

柔らかいガリウムピンク デメリット

  • ワックスが柔らかいが故に新雪では雪が突き刺さり滑らない
  • ワックス自体がネチョネチョしているので、汚れを拾いやすい
  • 柔らかいワックスの為、ソールを守る力が凄く少ない
  • 何度ホットワックスをしても柔らかいので「ベースバーン」を発生させる

そして何度ホットワックスをしても瞬く間にワックス成分が抜けてソールがダメージを食らう。

と自身が使ってきた経験上での話ですが、何度も小まめにピンク一色でメンテナンスやワックスをしていてもソールはダメージを負っていきます。

いわゆる「ベースバーン」という現象ですね。本当に硬いワックスをキッチリと施工できればベースバーンは起こり難いです。

ガリウムグリーン 硬いワックスは万能か?

残念ながらそのような考え方ではありません。柔らかい繋ぎのワックスがソールに浸透しているからこそ、硬いワックスがその柔らかいワックスを道にしてソールの奥まで入っていける?そんな風に私は考えています。

グリーンだけで施工をした板もありましたが、なかなか浸透しているイメージがわかない。滑りもいつもより悪い感じもする。そんな時が多々ありました。

私も手を抜ける所は抜きたいのですがベストな施工方法を探し「Try and error」で現在の方法にたどり着きました。

色々試すのは好きなほうですが、ピンクを入れずにブルーやグリーンだけでのホットワックスの施工は相当難しいと考えています。

小さいし軽いし安いから車やアウトドアにお守りに1つもってても良いと思います。

ガリウムバイオレット ホットワックスの仕方

バイオレットの場合であれば、110℃にアイロンの温度を設定してあげれば十分に溶けます。最近はデジタルアイロンも低価格で発売されているので、温度設定に不安な方には朗報だと思います。

本当は夏の間や暑い時期に行う「サマーワクシング」や冬場であれば「ヒートボックス」などを使用したほうが簡単なのですが、ハイシーズンからのホットワックスのアイロン温度などをご説明したいと思います。

ガリウムバイオレット ホットワックス

アイロン温度は110℃でOKです。ソール全体にワックスを溶かしながらポタポタと垂らすか、ソールに生塗りをしてあげるか?どちらかをまずはして下さい。

アイロンは絶対に一箇所に止めずに、行ったり来たりさせて下さい。アイロンの操作スピードは、車のフロントガラスを拭く時のような「ある程度速い」感覚でお願いします。

全体に何度も「行ったり来たり」を繰り返し、トップ側やテール側のビンディングやバインディングが付いていない表面を触って、板が温まっていれば十分にホットワックスが出来ております。

各色でアイロン温度は変りますが、

  • ホットワックスのアイロンの動かし方は絶対に止めないこと
  • 板が冷え切った状態からは本当に難しい
  • だから時間を掛けて板全体を温めることを最優先にすること
  • ワックスが溶けないからといって、同じ場所ばかりアイロンを当てないこと
  • 全体的に少しずつ温めていくという事を理解すること

と結構難しいのです。ですから私はプレヒートボックスを自作しました。これで板を温めるという作業からは開放されましたので、ホットワックスが大変楽になりました。

寒い時期にバッテリー駆動時間が本当に2時間もあるのか気になっていた、APEMAN a66だけど通常の気温とは比べ物にならない状況下でこの性能は実に素晴らしい。新型のa66sの性能UPにも気になるところだが、基本性能が高いのにこの価格とは驚きだ

ガリウムブルー 少しホットワックスが難しい

アイロン温度は120℃でOKです。上記と同じ事をしてもなかなか溶けませんが、時間を掛けて行いましょう。板が冷え切った状態からではブルー以降はかなり難しい部類になります。

私はプレヒートをしてからホットワックスをしているのですが、それでもピンクやバイオレットとは一線を化します。

1から板を温める場合にはアイロンをソール上で滑らせ行ったり来たりを繰り返し、少しずつ板の温度を上げていく工程が必要になりますが、プレヒートされた板にはその必要はまったくありません。

プレヒートをしている板にブルーをワクシングしている感覚は1から温めながらバイオレットをワクシングしている感覚に近いです(板は暖かいがワックスが溶け難い)

ガリウムグリーン 恐ろしく固いワックス

ガリウム グリーン。。。恐ろしい相手です。板が冷え切った状態からでは、アイロン温度は最低でも130℃。外気温や室温によっては140℃を必要とする場合もあります。

本当に難しいワックスです。正直言って、自信のない方やプレヒートボックスを持っていない人は辞めておいた方が無難です。板を焼くリスクが桁違いにあがりますので。

板が温まってない状態でグリーンのワックスをソールに垂らしたりしたら「パッキーン」と言って飛んでいくような代物です。

直ぐに固まりカチカチでアイロンの温度も120℃では溶けない。そんなワックスです。ですから、おろし金を使用し粉状でソールにまぶしたり、かなり工夫しながら行う必要があります。

プレヒートボックスがなければ難しい…

ただサマーワクシングやプレヒートをしている場合は板が温まっているためにグリーンでもワックスが飛ぶ事はありませんし、ギリギリ120℃でなら溶け出す感じです。

板自体が熱を既にもっているのでアイロンの熱が奪われるのを抑えてくれるので120℃でなんとか施工できる!って感じですね。

冬場の寒い時期にグリーンを施工するとなると、実際は140℃位で施工すると思うので板を焼いてしまうリスクが非常に高くなります。

そういう意味でも「プレヒート」は非常に心強く頼りがいになるアイテムで、しかも自分が温め作業をせずに出来るのは助かりますよ。

少し工夫(ブルー グリーンの場合)硬いワックスを暖める

いつも私がハイシーズンにおいてワクシングする場合の工夫なのですが、プレヒートボックス内で板を温める時にブルーやグリーンのワックスを同じ庫内に入れておきます。

そうする事で、最低でもブルーもグリーンも60度程度には予熱されるわけです。

板だけじゃなくワックスさえもプレヒートをしていれば、アイロン温度を過度に上げる必要性は低くなります。結果板を焼き難くなりますのでいつも大変助かっております。

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