DPSファントム 永久にホットワックスが不要になる? ベースバーンも防げるのか?

ホットワックス

スキー・スノーボードにおいてホットワックスは滑走性能を上げる為に非常に大切な要素です。しかし、2016年度からDPSファントムという「液体アプリケーション」システムが開発され、現在はVer2.0になって施工も簡単に出来るそうです!

 

施工にはソール内部にポリーマーを浸透・定着させる為に太陽の紫外線が必要であるということなので、ちょっと時間が掛かる施工方法にはなりますが、私的にはとても気になる商品です。

 

今期に使って見たかったという思いもありましたが、今期はチューンに出す予定がなかったので手が出なかったのも理由としてあります。

DPSファントムとは何か?

少し前置きが長くなりましたが、DPSのHPを機械翻訳したものを載せていきます。可笑しな日本語もありますが、内容的には良くわかります。全て公式HPで見れますが、自分の解釈も都度入れていきます。

先ずは公式動画を(Ver1.0)の施工方法です

DPSファントムを施工するには適したタイミングがあるようです

  1. Bestは、ソールサンディング後のワックスが除去され、何も無い状態
  2. Betterが、ワックスメーカーが販売している「リムーバー」でワックスを除去してからの状態。
  3. Goodはリムーバーがなければ、温かいお湯や石鹸でソールを洗いつつ「オリーブオイル」で今までのワックスを除去して欲しいと言っています。その後、ブラシで余分なワックスを取ってほしいかな?

 

この商品自体が、12,000円程と(スキー・スノーボード一台分)高価な商品なので失敗はしたくありませんから、ソールサイディング後にリムーバーで徹底的にソール面を綺麗にしてからの方が良いでしょう。

現在Ver2.0になり、紫外線照射時間が1時間に短縮された

次に公式HPはこちら

Ver2.0での変更点は、紫外線照射時間が、3時間→1時間に短縮されたことによります。

Q&A「オリジナルのPHANTOM 1.0と2018年秋のPHANTOM 2.0リリースの違いは何ですか?」

適用が簡単です。Do It Yourself(DIY)アプリケーションの場合、オリジナルのPHANTOM 1.0フォーミュラは、強い直射日光下で少なくとも6時間のUV硬化時間を必要としました。これは、特に冬の低照度地域の人々にとっての課題でした。PHANTOM 2.0では、DIYの直接日光硬化時間をパートAとパートBごとに約1時間に短縮し、日光/ UVの可用性に関連する潜在的なアプリケーションの問題を劇的に減らしました。要するに、PHANTOM 2.0は硬化時間を5時間節約します。これは劇的で実用的な変更です。

紫外線によりDPSファントムのポリマーがソールの奥底まで浸透結合しているのでワックス切れが発生しないという画期的な商品!

 

Q&A「ファントムワックスのことを聞いたことがあります…」

重要:ワックスと呼ばないでください!ファントムは決して局所的な一時的なワックスではありません。ユニークなワックスレスのパーマネントベーストリートメントです。不安定なクロロフルオロカーボン官能基を回避する新しい方法の特許を取得しました。代わりに、当社独自の配合がベースの厚さ全体に浸透し、ポリエチレンに永続的に結合し、ベースの滑空特性を向上させます。したがって、外用ワックスのようにすり減ることはありません。これにより、ウォレットと環境に有害なワックスの新鮮なコートを継続的かつ高価に塗布する必要がなくなります。

DPSファントムはワックスではない!と強く断言してます。この自信が凄い!

連日行うホットワックスの意味は、ソールの僅かな表面にワックスを浸透させる為に、行っているのですが、DPSファントムは、ソールの中身に全てアプリケーションを浸透させ結合させるといっています。

 

その画像がこちらになります

左画像がDPSファントムがポリマーと結合した状態。右画像が一般的なホットワックスの状態。

 

ソールの中に液体(ポリマー)を浸透させることで、ソールサイディングをしてもポリマーは無くならないといっています。

Q&A「PHANTOMは、スキーやスノーボードの寿命が1回の場合でも、どれだけ頻繁に、または激しく乗っても、「永続性」を主張しますか?」

従来のワックスは局所適用であり(つまり、ベース表面に付着しますが、ベース表面に浸透しません)、それにより、実行するたびに摩耗します。いくつかの特殊ワックスは、半減することができ、一時的な局所的促進剤です。PHANTOMを使用し、研究室や雪上で永続性を主張することで、技術的ではない用語で、「滑りやすいもの」を基本的に吸収できるほど小さな分子に本質的に小型化しました。我々は、次に、ポリエチレンベースの分子との反応を作成するために、UV光を利用し、永久的な結合は、塩基の厚さ全体にわたって形成されています。したがって、技術的には、ベースのすべてのレイヤーをグラインドおよびグラインドする場合、各レイヤーでPHANTOM処理の利点があります。

もし仮に、ホットワックスをしなくても良いとなれば、これは画期的なアイテムになりますよ。ワクシング業界にとって恐るべき商品だと思います。

 

スキー・スノーボードの板一枚に適切に塗布・浸透させることが重要

Q&A「PHANTOM 2.0パッケージには何が入っていますか?どのくらいのコンテンツを使用すればよいですか?」

1つのPHANTOM 2.0パッケージには以下が含まれます。4個のPHANTOMポーチ(パートA x2およびパートB x2-各パケットには約7.5mlの液量が含まれます)。各パケットは、各スキーごとにそのまま使用されます。1つのスノーボードに適用する場合は、両方のパケットを一度に使用してください。パケット全体を使用することが重要です。PHANTOMはベースに吸収されるため、内容物全体を使用しないと、吸収後に走行面に十分な処理が施されない可能性があります。要するに、すべてのコンテンツをスキーまたはスノーボードベースで最大限に活用してください。1つのPHANTOMパッケージを複数のスキーペアまたは複数のスノーボードに適用しようとしないでください。有効性が理想に達しません。

ということは、ケチって使うとダメだから、1セットに各々価格が掛かるわけか・・4セットなら48,000円ほど・・・高い・・

 

で、ここから私の疑問

ソールは守られるのか?いわゆるソールの毛羽立ち・・

ベースバーンが発生しなければ試してみたい気もしますが、このQ&Aを見るとこの様にいっています。

Q&A「PHANTOMベースは、従来のワックスベースと視覚的に同一ですか?」

スキーまたはスノーボードは、PHANTOMアプリケーションの後、光沢のある黒い外観を保持します。約30日間使用すると、PHANTOMであろうとワックスであろうと、基材の素材は雪の摩耗が犠牲になり始めると「乾いた」ように見え始めます。石を挽くと、外観が新しくなります。PHANTOMベースは最終的には光沢が少なくなりますが、これはグライドの低下を表すものではないことに注意することが重要です。PHANTOMは、一定の滑空特性を長期間にわたってスキーで無制限に保持する1回限りのアプリケーションです。ただし、事前の混乱を明確にするために、PHANTOMを使用したベースでは、所定の間隔で石を研磨する必要はありません。PHANTOMを使用して摩耗や汚れを取り除き、スキーやスノーボードに新鮮な構造物を配置するのに関係なく、一般に石の研削は良いアイデアです。StonegrindingはPHANTOMを削除したり、その有効性を低下させたりしません。最後に、湿った春の条件では、PHANTOMで処理したかどうかにかかわらず、適切な構造がないと、液体の雪の界面に対して吸引が発生する可能性があります。

  1. 30日程度滑走すれば、ソールは毛羽立ってきます
  2. 石を焼くと(ソールサンディングのことだと思われる)外観は新しくなる(当たり前)
  3. 毛羽立っても「グライド(滑走性)の低下はないよ!と(本当か!?)
  4. だから定期的にソールサンディングする必要はないよ!と
  5. でも、毛羽立ちで「湿った春雪ではファントムで施工した等に関わらず滑走性能は落ちる可能性もあるよ!

とこのような解釈をしました。ホットワックスを適宜していても、春の滑走性能低下はあるので私は理解できますが・・・

 

白くササクレ毛羽だったソールでも滑走性能の低下はないよ!

 

ってどーゆうことだろうか?ハイシーズンなら問題ないよ!ということなら、ベースバーンを発生させているソールだって、そりゃそこそこ滑るし・・・

で海外のBCの画像を拝借して

https://www.powder.com/stories/dps-phantom-glide/より引用

バッチリとベースバーンが発生しています。この海外の方も2度とホットワックスをするつもりはナイ!と思っていたけど、やっぱり3週間位すべったならワクシングは必要かも?と言われています。

今後はスキーのチューニングが変わっていくのか?

しかし前述のようにDPSファントムは毛羽立っても「滑走性には問題がない!」と言っています。大切なので先ほどの引用をもう一度

Q&A「PHANTOMベースは、従来のワックスベースと視覚的に同一ですか?」

スキーまたはスノーボードは、PHANTOMアプリケーションの後、光沢のある黒い外観を保持します。約30日間使用すると、PHANTOMであろうとワックスであろうと、基材の素材は雪の摩耗が犠牲になり始めると「乾いた」ように見え始めます。石を挽くと、外観が新しくなります。PHANTOMベースは最終的には光沢が少なくなりますが、これはグライドの低下を表すものではないことに注意することが重要です。PHANTOMは、一定の滑空特性を長期間にわたってスキーで無制限に保持する1回限りのアプリケーションです。ただし、事前の混乱を明確にするために、PHANTOMを使用したベースでは、所定の間隔で石を研磨する必要はありません。

う~~ん。でもソールは見事なまでのベースバーン。本当だろうか・・・私はホットワックスとは

  • 毛羽を抑える
  • 毛羽が出来ないことで「滑走性」が上がる
  • またワックスにより排水性が上げる
  • 硬いワックスを浸透させると、ソールメンテが楽!

と、このように考えてホットワクシングを楽しんでしてきました。チューンも新品の板を買ったときに「プレチューン」する位で、チューンに出すのは2~3シーズンに一度。

 

お古の板もそれなりに持っていれば楽しいものですし、これからは子供も成長すれば自分のお古も使わせることが出来ます。でも嫌だな~。あのベースバーンのソールで滑走性が変らないよと言われても。

私が頻繁にチューンに出したくない理由

なぜ私がチューンに毎年出さないか?と聞かれますと

  1. 頑張って育てたソールを剥くので「今までの努力が水の泡」サヨナラ(泣き)
  2. コブを滑ると絶対に傷つくから
  3. ある程度は自分でメンテできるから
  4. 1度フラットソールに仕上げてもらえば、3年位はフラットソールを維持できるから(メーカーによりけりですが)

以上が大きな理由になりますが、このDPSファントムはソールサンディングしても、今までの「ワックスちゃん サヨナラ・・(泣き)」とならないわけですよね?

ソールを耐水ペーパーで磨けばよいのかな?

DPSファントムがソール全体に浸透していると言うことなら、これからのチューンニングは考えが変わってきます。

「プレチューンなどでフラット面が出来ていれば」ファントムを施工した前提で

  1. ベースバーンを発生させたら諸先輩方がされている、耐水ペーパーでソールを一皮剥けばベースバーンは消える
  2. ベース作り(滑走性能とソール保護性能をする)必要なくなる?
  3. ベースがフラットなら「サイド・ベースエッジ」を整えるダケで良い?

と考えてみましたが、どうなんだろうか?確かにDPSも、この商品の販売ターゲットはココ!って言っているんです。

 

DPSファントムの販売ターゲット

まず

  • ワクシングが嫌いな方だけど、滑る回数は多い人
  • 滑走性はそこそこで、いつでもどこでも快適に滑りたい人
  • スキー・スノーボードを教える先生(イントラ)など
  • レンタルスキー屋さんなど

まず、人という属性でみた場合に確かに販売ターゲットだな!と思います。特に滑る回数は多いけどワクシングが嫌いな人も多いですから。

 

次にイントラなどはレッスンなどで疲れはて、その後に道具のメンテとなると面倒だな・・と思う人も多いでしょうしね。

 

レンタルスキー屋さんなどでは、レンタル機種によっても考えは変わるでしょう。「ハイグレードレンタル」なのか「初心者向け」が多いのか?でも変わります。

 

次に販売ターゲットにならない人とは

DPSファントムの動画内でこんなことも言っています。どの動画だったか忘れたのでリンクを貼れませんが

 

ワクシングを楽しんでいる方には不要でしょう!見たいなことを言ってました

 

まぁそうなんですが、スクレイピングの呪縛から逃れれるのはちょっと羨ましいのです。スクレイピングは私も面倒です。だからカナリDPSファントムは気になります。

 

環境問題を考える(どちらからと云えば自分の体で)

スクレイプやホットワックスをしている時、マスクしていますか?ここで商品説明でもその環境性の良さを上げているのですが、純パラのワックス(いわゆる店頭で販売されているベースワックス)しか私は使いません。

 

滑走ワックスには「フッ素」など板をよく滑らせる為に様々な添加物が入っています。純パラだけのホットワックスをしていても換気をしないで行うと気分が悪くなる場合もあります。

 

さらにこちらのページではこんな事も言っています。(機械翻訳)

二度とスキーをワックスしないでください…

環境が鍵

従来の「高フッ素」および「低フロロ」スキーワックスには、ワックスをスキーやボード、さらには環境に塗布する個人にとって危険な有毒化学物質が含まれています。Phantomは、従来のワックスの最も速い成分を含むように設計されていますが、環境と「アプリケーター」に不活性な安全な「クローズドケミカル」グループ(高校のChemクラスをどのように思い出しますか?)に含まれます。毒性のない化学物質。さらに、厄介な化学物質に頻繁にさらされるショップ技術者(スカンジナビアの研究では、スキー技術が血流中に非常に高いレベルの毒素を運ぶことが示されています)にとって、この製品は節約になるかもしれません。https://freeskier.com/stories/never-wax-skistより引用

確かにな~。僅か家族のものであっても自分も換気を怠ると、ちょっと気分が悪くなる日もあります。ワックスカスもガリウムグリーンなどは粉雪ですから、フワフワ小さな微粒子で漂う訳でして。

 

本当に気になる商品です。

 

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