雪無し県の人ほど気をつけて
高速道路でスキー・スノーボードに遠征に行く。とても楽しみが増えてくるこの季節!
しかし、楽しむためには何事も安全対策が必要になります。
安全対策を必要な箇所に適切にしてあげればいつも快適になります。そのひとつがフロントガラス内窓掃除と、ウィンドウォッシャー対策であろうと思う。

液体が霧状で出るから特にヤバイ!
なにが大変か?春~秋にかけてのウィンドウォッシャー液はハッキリいって気を使う必要すらない。極論を言えば「水」でも十分に役にたつ。
しかし雪道を走る、ゲレンデに向かうなど遠征を考えている人はそうはいきません。スタッドレスタイヤは当然だとしても意外と忘れがちなのがウィンドウォッシャー液です。
特にウィンドウォッシャー液は、フロントガラスを綺麗にするためにあるわけだけれど、ゲレンデに向う途中の高速道路では-10℃以下になることは当然のようにある。
この時、水で希釈されたウィンドウォッシャー液であれば「一瞬でフロントガラス」を凍らせてしまい、前方が見えない危険性も出てくる。外気温だけでなく気化熱もあるから思っている以上にヤバイ!
時速100kmで走行中の車の風速
なぜ一瞬でフロントガラスが凍るのか?ご存知の通り、外気が-10℃であっても走行中の車はスピードが出ている。
人間の体感温度は「風速1m」であれば「体感温度は1度下がる」といわれている。
これをこのまま車に置き換えることは出来ないとは思うが、仮に時速100kmで高速道路を走行中の車は風速○mが発生しているのだろか?時速100km時で風速は28mにも成る。
実に風速28m程の風がフロントガラスに吹き付けている。沖縄を除く本州で台風による風速28mもの風が都市部で観測されれば甚大な被害になりかねないほどです。
また先程申したように、体感温度は風速1mで1度下がるをフロントガラスに当てはめてみる。人間とは違うだろうけど、28度もの温度低下が発生することになる。
一瞬で凍るフロントガラス
ということは、外気温が‐10℃の場合にはなんと「-38℃」もの体感温度になっていてもおかしくない。
実際はここまでの温度はないと思われるが、その程度の心構えをして遠征に行くほうが身の為になります。
夏場は熱さでも命の危険はありますが、冬場は夏以上に取り返しのつかない危険が多くひそんでいます。
もし仮にウィンドウォッシャーをかなり薄めているorそれ程重要視していなかった場合には、何気ないクリーニングがフロントガラスを凍らせ、危険度がはるかに上がる事をご理解頂きたい。
凍結防止のために
では凍結防止をするためにどうすればよいのか?答えはとても簡単でシンプルです。原液をウィンドウォッシャー液として使うのが一番安全で安心。
気をつけて頂きたいのが、ウィンドウォッシャー液も「‐30℃~-60℃」まで様々な対応温度が販売されているので原液を使用したから安全だ!と勘違いしないこと。
行く方面にもよるが、かなり寒い地域であれば-60℃対応が一番安心できると思う。さらに、それほど価格差があるわけではない。
300円~700円ほどまでだ。これでワンシーズンを安心して過ごせるなら安いもの。命の危険には替えられない。
スキー・スノーボード遠征組みは濃度は高く!
本当に原液を全て入れましょう。もうこれでどこに行ってもとても安心してドライブが出来る。雪有り県の人はフロントガラス凍結の危険をとても良く理解している。
しかし雪無し県のひとは、ウィンドウォッシャー液のことは「忘れがち」になる。運転をしていて安全に走る事ができるのは前方が良く見えるからである。
この大前提に立てば「ウィンドウォッシャー液」はとても安いものだから交換をしておくのが絶対にベストだよ!
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