車のバッテリー上がり・交換時期・寿命判断にはCCAや内部抵抗を測定する

車のメンテナンス

車のバッテリーあがりは突然起こりますが、外部からは判断が難しいだけで劣化は時間と共に進行していきます。

そこでCCAや内部抵抗値を計りながら、バッテリー交換の時期を予測する方法をお伝えします。

自動車のバッテリー上がりを未然に防ぐ方法

バッテリー上がりを未然に防ぐ方法は

・交換時期
・寿命判断

を予測できれば良いわけですが、劣化は使用期間だけでなく内部抵抗が大切です

 

実際の計測写真や個人で購入出来るバッテリーテスターを使い、分かりやすくご説明していきます。

 

ウィンタースポーツ(スキースノーボード)やサマースポーツを楽しむ方は、バッテリーには十二分に気をつけましょう。

 

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バッテリー劣化診断をする

とはいうものの、その前にバッテリー上がりの原因を知っておく必要があります。

突然のバッテリー上がりの症状

朝エンジンを掛けようとするが車のセルが回らない

こんな体験をした人もいると思います。一瞬パニックになります!

 

セルが回らないときは

・ドアを開閉するなどして「室内ランプ」が点灯するか確認してください
ランプが付かない場合は「バッテリー上がり」だと判断できます

 

室内ランプは点灯するが

逆に室内ランプは付くがセルが回らない場合は

「セルモーターの故障」かもしれません

DIYは、ほぼ不可能ですから修理工場(ディーラーなど)に連絡するしかありません

 

オルタネーターの故障による充電不足

オルタネーター(発電機)からバッテリーに充電されない、または発電容量が少なくなり不足すれば、いずれバッテリー上がりになります

 

この場合バッテリーに問題があるわけではなく

発電不足によるバッテリー上がりなので、バッテリーを新品に交換しても改善されません。

何度もバッテリーが上がる人は「オルタネーターの故障」など疑う方が良いと思います。

 

オルタネーターの故障は前兆なく突然発生 電圧計でチェック程度しか無理かも
車の電装関係は突然に故障します「オルタネーター」「燃料ポンプ」「セルモーター」「A/Cコンプレッサー」この中で走行中に故障すれば走れなくなる部品は「オルタと燃料ポンプ」です。この二つは本当に突然故障するからまだまだ乗る気があるのであれば交換をしておくべきかも

 

カーバッテリーの寿命は判断が難しい

一般的なバッテリー寿命はどれくらいでしょうか?

高性能なMF(メンテナンスフリー)バッテリーでも3年経過すると、突然セルが回らないなどの可能性は高まります

しかしバッテリーの寿命判断は本当に難しい。

 

極端な例ですが

・2年で寿命を迎えるバッテリーもあれば
・7年使ってもまだまだ新品に近いバッテリーもある

など、使用環境などで寿命がかわってきますが

バッテリーの寿命には、サルフェーション内部抵抗という現象が、大きく関わってきます。

 

内部抵抗値やサルフェーションによる蓄電能力の低下

内部抵抗値
バッテリー内部の抵抗が大きくなり、電力や電圧が正常通りの性能を発揮できなくなる症状

 

サルフェーション
経年によりバッテリー内部のセルに、硫酸塩が硬くこびり付いてしまう事です

この2つが同時進行的に発生します。

サルフェーションが大きくなると、内部抵抗値が大きくなり、蓄電能力が著しく低下します

こうなってくると、寿命が近いと考えられますが、内部抵抗を計測していくしか方法がありません。

 

バッテリー本来の寿命・健康度・パワーが知れる測定器

外観検査ではバッテリーの健康度を計ることはできません。

そこでバッテリー内部を診断できるテスターを用い健康診断を行います。

使用機器には「meltec ML-100」を使用します

 

この製品を使えば見せ掛けの電圧ではなく、今お使いのバッテリーの健康度パワーを知ることが出来ます。

よって

・そろそろ交換すべきか?
・寿命なのか?
・メンテ不足だったのか?
・バッテリー液補充忘れ

などを知ることや、予防ができます。

バッテリー内部診断と内部抵抗値の設定内容

この機器でバッテリー診断が出きる内容は

・電圧
・内部抵抗
・バッテリーの健康状態
・CCA(コールドクランキングアンペア)
・MCA(マリンクランキングアンペア)

が計測できます。実際の計測画像は説明書を読んで頂いたのちに移ります

CCA(コールドクランキングアンペア)とは

CCA(コールドクランキングアンペア)とは

‐18℃の気温で、バッテリー本来の力を発揮できるかを計測できる指標です。底力?みたいなものかも?

バッテリー劣化診断説明書と設定

 

CCAはとても便利な指標です

高性能バッテリーと、格安バッテリーを比べる場合にも、数字で比較しやすいのです
同じ規格バッテリーであれば当然、CCAが高い方が性能は良いですよ

 

内部抵抗値のテスト方法

バッテリー診断テスト方法です。

各国で色々な規格があります。バッテリーは特にグローバルな商品なので、一番近い規格に合わせてセットしてください。

バッテリーの種類によって設定方法が変わる説明書

車のトラブルで1番多いのはなんと「エンジンキーの閉じこみ」そんな時もJAF会員なら安心です。

実際にバッテリー診断をする

では実際にバッテリー内部診断を行います。

診断機はバッテリーから電源供給を受けるので、使用するにあたり電源などは必要ありません。

まずは車のバッテリーにつなげる

説明書通りにつなげます。

バッテリー診断機をつなげる

 

「IN VEHICLE」とは単体で計測しない方法

IN VEHICLE」と説明書で記載されてます

バッテリー単体で測定ではなく、車とバッテリーが接続されたままの計測方法を指し示します。

バッテリー劣化診断をしている

正確にバッテリー単体での計測を行いたい場合はバッテリー単体で計測しましょう。
その場合、ナビ設定など全てのメモリーが消えてしまいます

 

取り外しが面倒な時や、自信の無い方はこの方法で十分です。

カーディーラーにバッテリー診断をお願いしても、接続されたままで診断しますので同じ方法です

CCAなどの記載が無い場合はJIS規格で計測します

CCAが公表されていないバッテリーもあります。その時はこちらの設定JIS規格で計測します。

 

CCAの公表がある場合はこちらで。こちらではCCA622と記載がありました。

CCA 622A

 

 

カーバッテリーのCCA値を設定する

テスターの更新ボタンを押していくとバッテリーの種類を設定できます。

「手順1」CCAの設定画面が出たらエンターボタンをおします。これでCCAで計測するための準備ができました。

CCAを入力する

 

「手順2」次に更新ボタンを押して一番近いCCA値に設定いたします。

テスターのCCA値を変更している

 

「手順3」CCA値は±5の設定しかできませんので、今回は625にセットしました。

同じ数字が無い場合は近い数字のCCA値を入力

以上で設定は終わりです。

測定開始

設定ができましたので測定を開始します。TESTINGとでております

テスト中

 

自動車バッテリーの診断結果と健康度の計測結果

内部抵抗値

内部抵抗5.7。内部抵抗値としては相当良い状態です。この数値なら新品に近いバッテリーだと思います

バッテリーの内部抵抗が計測できた

電圧測定結果

電圧は12.8V 550CCAと計測されました。CCAが気なる数字です

バッテリーの電圧と現在のCCAが測定できた

 

バッテリーの健康度

やっぱり・・思ったとおり健康度は77%となっています
(新品から測定しており計測結果を知っているのであればあまり気にしない)

バッテリーの健康度が測定できた

 

充電容量の結果

充電容量は98%です。

バッテリーの充電容量が測定できた

 

 

カーバッテリー診断と内部抵抗値の計測から見えること

内部抵抗値は問題がない

今回のカーバッテリー診断により一つの指標を立てることができます。

・内部抵抗値は低くく、電圧と充電容量も問題がなかった
・よって同時進行するであろう、サルフェーションもなく大丈夫であると思われる

CCA値が新品時より低下している

ただ気になる点も・・

・健康状態が77%であった
・CCA値も初期値が622→測定結果では550と診断された

 

「重要ポイント」今回の計測で少し疑問が・・考えられたこと

1点目に考えられることは

・内部抵抗は少なく
・充電容量も問題はない

ということは、オルタネーターの問題ではなさそうです。

2点目は

・バッテリー内部の健康度は悪くなっている
・当然-18℃で出せるパワーも落ちていた

しかし計測結果から、車のバッテリー劣化は進んでいる可能性が高いといえます。

 

バッテリーに対して、私の失念から起こった結果だったのですが、この時は少し疑問で腑に落ちませんでした。コチラがリンクです(泣)

 

 

バッテリーは外して測定するのが一番良いが

ターミナルが抵抗値として一緒に測定されてしまうので、健康度は少し落ることも理解しておきましょう。

新車時から計測していれば数値の変化も判断が出来ますし、仮に途中からでも今回の計測結果を記録して次の計測時と見比べる為に必要だと思います。

 

3~4ヶ月(季節毎に)

3~4ヶ月毎の季節の移り変わり位で計測をしながら、どこかにメモをしていればバッテリーの劣化具合も判りとても良いと思います。

 

内部抵抗が増えてきたら

内部抵抗値が増えてきたら要注意です。蓄電できる性能が落ちているからです。

 

バッテリーが劣化してくると

怖いくらい「内部抵抗値」が上がってきます。内部抵抗値が1530などの数字が出てきます。そうなれば寿命と考えましょう

 

3~4ヶ月季節毎に測定して安全なカーライフを送りたいものです。

 

 

 

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