リモコン分解は簡単です
画像多く使い説明致します。慣れれば5分~10分位でリモコンを治す事ができます。
また、このリモコンだけでなく他のリモコンでもほぼ同じ構造ですので修理対応をする事ができます。では早速。
効かなくなったリモコンを治す
テレビなどのリモコンを使用していると突然リモコンが動かない症状が出ることがあります。(私も昨日音量ボタンが反応しなくなりましたので作業写真を)
例えば10CHだけが反応しないとか、音量調整ボタンだけが操作できないとか。そんな時は分解して基盤を綺麗にいたしましょう。簡単に治ります。
使う道具はKUREコンタクトスプレー・精密ドライバー
- 動かないリモコン
- KURE コンタクトスプレー
- 精密マイナスドライバー
以上のアイテムになります。
KUREコンタクトスプレーは凄い
この商品は、とにかく電気系統の汚れを優しく取り除きます。接点部の磨耗も予防しますが、特徴はゴムやプラステックに薬剤が掛かってもまったく問題がないこと。
家庭に1本あると便利です。車にバイクに精密機器や携帯ゲーム(3DSなど)にも使えますので持っていて損はない商品です。
テレビリモコンを分解するために精密ドライバーを刺す
電池は必ずぬきましょう。まず本体をよく観察いたします。このタイプのリモコンは本体同士が「ツメ」で結合されているタイプですので、どこかにマイナスドライバーを刺して少しずつこじ開けていきます。
しかし、ネジ固定タイプのリモコンも数多くあります。そのタイプはだいたい電池を入れる場所付近にネジがあるのでよく観察してください。
なんどもゆっくりと 少しずつツメを剥がしていく
なんどもグリグリと刺していきますと、少しずつですが本体同士が分離していきます。反対側を同じように繰り返し、ゆっくりと本体を割らないように作業を致します。
リモコン 本体の分離に成功
このような緑の基盤とリモコンの操作ゴムに分離ができました。次は基盤と本体の分離をします。
リモコンの基盤と本体を分離する
ここで慌てて基盤を無理やり本体から分離しようとしてはいけません。基盤には電池の接点が本体にはめ込まれているので注意が必要です。
このリモコンの場合は精密ドライバーで電池接点を下にずらしてあげる事で分離ができました。
リモコン基盤の分離に成功
この茶色い基盤は緑の基盤の裏面になります。そしてパーツとしてはこのように大きくわけて3つになりました。 基盤・リモコン裏蓋・リモコン表面
コンタクトスプレーで清掃をする
必要な清掃場所はこの緑の基盤だけです。この部分に汚れや油などが付着して、ボタンを押しても電気の流れが悪くなり「リモコンが動かない」という症状になります。
コンタクトスプレーを基盤に直接かける
ウエスか雑巾などなんでも良いので薬剤が周りに飛び散らないように下に敷いてから、コンタクトスプレーを基盤にスプレーします。
画像では判らないと思いますが、動きが悪くなったボタンの場所は何かしらやはり汚れがたまっております。(家庭の油料理など、長年にわたる汚れの場合が多いです)
しばらく放置したらウェスで拭く(1分位で十分です)
このように放置したあとでウェスで優しく拭いてあげてください。コンタクトスプレーはパーツクリーナーのように速乾性ではありませんし、すこし油分を帯びています。
拭いてもなかなか取れないと思いますが、薄っすら薬剤が付いている位で丁度よい状態ですのでご心配なく。
リモコンのゴムボタン部分も清掃し綺麗にする
こちらはいつも手で触る場所ですが、この時は水洗い(洗剤)で洗うことができます。ただのゴムですからね。間に挟まったゴミなどを洗剤などで表面も裏も綺麗にしてあげてください。
逆の手順で組あげる
基盤も綺麗になりましたしゴムパーツも綺麗になりました。あとは丁寧に組み上げるだけになります。
きちんとはめ込みができましたら、電池をいれて動作確認をして完了です。この方法で音量ボタンも動作するようになりました。(作業時間5分以内でした)
リモコンはこの方法で全部治せます
今回の方法でテレビ・ビデオ・ハンディカム・オーディオなどの無線操作するリモコンはほとんど治せます。
コンタクトスプレーを使って、アクションカメラも助かったアイテムです。
ほとんどと言うのは、経年劣化によりコンタクトスプレーで掃除と接点回復を行っても、既に寿命を迎えているリモコンも中にはありますが、わずかな手間で直ぐに治す事ができる率が高いのでチェレンジしてみる甲斐はあります。
リモコンを買い換える前に試せば良いしね
そう、分解で潰してしまってもどうせダメなら買い換えよう。こんな気持ちでやれば気楽にする事ができます。簡単なのでチャレンジしてみてください。
なんだかんだ言ってもテレビも暇つぶしには、まだまだ必要!CMも昔は面白かった!
コメント